マアナゴ着底期稚魚の棲息場所の解明


[要約]
マアナゴはなじみ深い魚であるが、ウナギと同様、生態はナゾに包まれている。特に産卵場は全く不明である。また、着底期稚魚の生息場も不明である。マアナゴの資源管理を行うためには、前提条件として生態の解明は不可欠である。今回、全国に先駆けてこれまで不明であった着底期稚魚の生息場所を発見し、採集に成功した。

兵庫県立水産試験場資源部

[連絡先] 078-941-8601
[推進会議]瀬戸内海ブロック
[専門]  資源生態
[対象]  マアナゴ
[分類]  研究


[背景・ねらい]
兵庫県のマアナゴ漁獲量は全国第1位にあり、その加工品である兵庫の焼きアナゴは高い知名度を 持つブランド商品となっている。しかし、平成6年以後漁獲量は減少傾向にある。
不明であった着底期稚魚の生息場所を発見する。
[成果の内容・特徴]

[成果の活用面・留意点]
稚魚の生息域は明石市地先だけには限らないと考えられるため、順次生息域を明らかにする。ま た、生活史の空白を埋める作業として食性を明らかにする。
[具体的データ]

[その他]
研究課題名:複合的資源管理型漁業促進対策事業
  予算区分 :資源培養管理対策推進事業費
研究期間 :平成11年度(平成10〜14年度)
研究担当者:反田 實
発表論文等:以下の題名で日本水産学会に発表および投稿予定
      着定期稚アナゴの分布と食性