水産庁水産政策審議会山下企画部会長が漁業調査船こたか丸のイカナゴ資源調査を視察しました。

  令和元年9月11日、水産庁水産政策審議会企画部会長を務める山下東子(やましたはるこ)大東文化大学教授が、当研究所の漁業調査船こたか丸に乗船し、瀬戸内海(備讃瀬戸)のイカナゴ資源調査の現場を視察しました。 イカナゴは、瀬戸内海の特産品「くぎ煮」の材料となる小魚ですが、近年その漁獲量は激減しておりその原因を探るための調査が進められています。イカナゴは冬の産卵に向け、夏の間海底の砂に潜って眠る夏眠(かみん)という生態特性を持っています。イカナゴの親魚が夏眠していると思われる砂底の海域を、たくさん針のついた重りをトロールワイヤーの先に装着して引っ張ると、寝ている親魚が針先に引っかかって捕獲されます。これを様々な海域で繰り返すことで、今年はどのくらいの親魚がいて、どの程度産卵に貢献するのかが推定されます。このような漁業調査船を用いた地道な調査が、我が国の水産資源の管理を支えていることを、山下部会長に理解して頂きました。
     
船内で高橋調査員より調査の説明を受ける山下部会長 トロールウインチによる漁具の引き上げを待つ山下部会長 捕獲されたイカナゴ親魚(上)と夾雑物(下)
   
 
 調査を終えた高橋調査員、山下部会長、生田所長、日影船長(左より)