環境保全研究センター 化学物質グループ 羽野健志主任研究員が、日本環境毒性学会CERI学会賞を受賞
 
 環境保全研究センター 化学物質グループ 羽野健志 主任研究員が、令和元年9月26日に「令和元年度日本環境毒性学会CERI学会賞」を受賞しました。
 本賞は、環境毒性学の研究分野で優秀な研究成果をあげた45歳未満の若手研究者1名に授与されます。
 沿岸域は、人間活動で生じる人為的化学物質が収斂する場所のひとつとして知られています。しかしながら、これらの物質が沿岸域に生息する海産生物に及ぼす影響については未だ不明な点が多いのが現状です。羽野主任研究員は、漁網用防汚物質(漁網に生物が付着するのを防ぐために塗布)や陸域由来の農薬などの人為的化学物質の沿岸域における濃度分布、季節変動を明らかにするとともに、これらの物質が海産生物(マダイやクルマエビなど)に及ぼす影響を詳細に調べ、沿岸域における潜在リスク(どのくらい影響が予想されるか)を明らかにしました。これら一連の成果により、沿岸域における生態リスク評価研究を大きく前進させたことが高く評価され、今回の受賞となりました。

受賞題目:漁網用防汚物質および農薬の沿岸域における生態リスク評価
 
左:一般財団法人 化学物質評価研究機構(CERI) 下川裕子 理事
右:羽野健志 主任研究員