「平成30年度有害プランクトン同定研修会」を開催

 平成30年11月12日~15日に廿日市市大野西市民センターにおいて,標記の研修会を開催しました。
 本研修会は、道府県水産研究機関の赤潮や貝毒の監視(モニタリング)業務に携わる担当者等を対象に、現場モニタリング技術の向上を目的として開催されています。研修会では、有害プランクトンの正確な分類・種同定をするための基礎知識、採集した試料の処理方法、形態分類のための顕微鏡観察技術および遺伝子検出技術を用いた種同定方法などについて、講義と実習を行っています。
 今年度は募集定員12名を大きく上回る16名の方々が参加しました。講義と実習では,東京大学の岩滝光儀准教授,および当機構中央水産研究所および瀬戸内海区水産研究所環境保全研究センター有害・有毒藻類グループの職員が講師を務めました。研修会を通して道府県の担当者間および講師との交流も生まれ,赤潮・貝毒モニタリング業務の円滑な推進に役立っています。
 今回の研修で得られた知識,技術が現場で活かされることを期待しています。

研修会の様子